ワンポイント金融情報辞典

業者を悩ます不良債権とは何?

よく聞く不良債権とは、どんな債権を指すのでしょうか。 これは、回収ができなくなるリスクが高い債権のことです。 貸す時は、しっかり審査を行うのですから、回収できなくなるリスクが高いところに貸すわけがありません。 ですが、何かの理由で、回収ができなくなるリスクが高まってしまった債権になります。 通常の債権が、いったいどうして不良化してしまうのでしょうか。 それは、それぞれに事情があることが想像できます。 貸した先が企業なら、不景気の煽りを受けて債権が不良化してしまうことが考えられます。 貸した先が個人なら、病気や怪我など、思わぬ事態で返済が不能になってしまうことも考えられます。 このような不良化してしまう債権は、不景気でなくても一定の割合であるものです。 いつの時代でも、一寸先には何があるかわからないのですから、それは仕方がないことでしょう。 そのため、金融機関では、不良債権が一定数発生しても大丈夫なように手を打っているのが普通です。 貸倒引当金というものがあり、債権が一定の割合で不良化しても、大丈夫なように準備をしています。 ただ、不景気が一気に進んでしまうと、その準備だけでは支えきれないこともあるのです。 不良債権の発生が、準備した貸倒引当金を、予想よりはるかに上回ってしまうと、貸したほうも無事では済まなくなってしまいます。 貸し手の金融機関も、倒産の危機に直面してしまいかねません。 そうならないためには、きめ細やかな与信管理が必要となってくるのです。 お金借りたいといっても、この不良債権があると不利になるのも事実なので注意したいところです。